GF-003
GIRLS FIGHT 3
2003年 Club-Q 約40分 ¥8000

SMクラブ「Club-Q」が製作するオリジナルビデオです。「本気で”男”ボコします」や「闘人」シリーズ等F/M系で知られる同レーベルですが、最近はF/F系にも力を入れ始めている模様です。
まず、4畳程の部屋でいきなりソフトクリームを食べ合う二人。のっけからシュールな展開にビビリますが、片方の娘が「食べる?」と言いつつ顔にソフトクリームを押し付けます(相手も同じもの食ってるんですが)。それが発端でじゃれ合いが始まり、ソフトクリームの擦り付け合い。「クリームファックだよ」とか意味不明なセリフを言いつつ進行します。どういう必然があってこうなるのかは解りませんが、突如「ふざけんな!テメー!勝負だ!」とまるでファミコンの「たけしの挑戦状」の様な字幕が現れて、直後よりグローブを着けた二人がボコボコ殴り合います。
狭いアパートの一室にマットを敷いて殴り合うものですから、音がよく響いて迫力があります。それ以上に動きが良く、DWWにもひけを取らない印象です。ルックスは二人とも良く、コスチュームはClub-Qのサイトを見るとわかるのですが、ピチピチのタンクトップにホットパンツ姿で色っぽいです。開始当初は嬉しそうに殴り合う二人ですが次第に余裕が見えなくなります。見た感じ素人が殴り合っているのではなく、かなり訓練を積んだ方々の様です。本気度もかなり高く、演出も因果を含めた八百長程度のものと思われ、演技性は殆ど感じられません(もっともボクシングに精通した方が見たら分かりませんが)。いきなり試合が始まる為判りませんが、実はきちんとラウンド制で試合が進みます。数ラウンド経ていきなり場面が変わり、ボクシングコスチュームとなった二人が柔軟体操を始めます。スポーツブラにトランクス、リングシューズなのにルーズソックスという姿はマニア心をくすぐります。一通りの体操が終わると試合再開?(実はこちらの方が先に撮影されたのでは?とも思われます。どっちでもいいけど)
先程の試合より動きがやや派手目、マウスピースを使っているので、こちらが本番という扱いなんでしょうか?その割にルーズを履かせる辺りは流石SMクラブの面目躍如と言った所。これをローアングルから撮影するので、小気味良いフットワークに可愛らしさが加わって、萌える事この上ありません。女子高生と言われればそのまま受け取れそうな雰囲気ですらあります。
この試合では大振りのパンチや壁に追い詰めてのボディブロー、連打からのダウンが見られます。この「壁」という存在が過激度を高める要因の一つになっており、事実壁に押し付ける形での顔面パンチやボディブローが存在します。サイトのギャラリーで見られる口からの出血、お腹を押さえてうずくまるシーン等も、少なくとも私には本物に見えました。そうでないとしても、大変リアルなシーンであると言えると思います。
で、その後いきなり屋外でのファイトとなります。まずはマンションの駐車場。先程試合した部屋がある建物とは違う様です(どーでもいいけど)。屋外の為あまり試合の音は聞こえて来ませんが、動きはひれほど悪くありません。更にその後公園でのファイトとなり、こちらは見るからに人が多く、雰囲気もヘッタクレもありません。普通に子供も見ている中で、こんなフェチビデオを撮影するとは・・・(笑)。

今一つコンセプトが解りませんが、とにかく本気で殴り合ってる事は間違い無さそうです。これまでの日本には無かった、白眉の様なビデオだと思いました。ボクシング好きなら買っておいて損は無いと思います。
客の要求にナマで応えなければならないSMクラブならではの作品といった印象です。願わくば、様々なシチュエーションやコスチュームの続編を期待したい所です。(かたぎや主人)


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