LV-TAT
Tough At The Top
Lady Victoria/J.SMITH PRODUCTION 31分 ¥9,000

LVのプロスタイル4試合。パッケージには「J.SMITH PRODUCTION」との記載があります。日本語の説明文によればイギリスのBWAという団体のライブ映像との事。

Samantha Wilde vs. Tiffany
トリコロールカラーの水着を着たSamanthaと、光沢のある黒いコスチュームが大変に色っぽいTiffanyの対戦。試合開始からTiffanyをコーナーに追い詰めてニードロップを連発。ベテランのSamanthaが美人レスラーTiffanyを虐めるという基本に忠実な筋書きの様です。ヘアプル、腕十字、レッグシザーズ等でTiffanyをいたぶります。必死にもがきつつ、コスチュームのズレを直すTiffanyが実に可愛らしいです。終始一方的な試合で、最後はTiffanyが悲痛な叫びを上げます。

Louise Lockwood vs. Michelle Madison
待望の14才レスラー、Michelleのデビュー戦だそうです。まずレフェリーがなにやら前置きを言い、エメラルドグリーンのレオタードに白いリングシューズを履いたMichelleがリングに上がると、レフェリーともう一人がスチール写真を撮ります。如何にこの少女が大人達に大切にされているかがよく解る1コマです。しかしここで対戦相手であるMichelleの姉、チャンピオンのLouiseがなにやら文句垂れつつ登場すると、Michelleの期待と不安が入り交じった表情のアップをとらえます。チャンピオンも撮影され、またMichelleのアップ。この間の表情が実に素晴らしく、私はこれだけでもこのビデオを買った価値があったと思いました。試合開始、まず組み合って腕を取られ、マットに倒されるMichelle。まずは小手調べといった風情で、Michelleにも余裕が感じられます。ここでいきなりチャンピオンの首に足を掛けて締め上げるMichelle。場内の男共が沸き上がります。不意をつかれたチャンピオン、Michelleの髪を掴んで引き起こし、幾度となくマットに叩き付けます。そしてコーナーに投げ飛ばし勢いのあるボディブロー、ニードロップ。しかしここでMichelleも逆襲、レッグシザーズで応戦し、腕十字にとられるチャンピオン。「Go Michelle」と臆面も無く少女の味方をするデブのレフェリー。そしてMichelleの逆エビ。仕切り直してチャンピオンの攻撃。14才の少女が足蹴にされ、髪を掴まれ、投げ飛ばされ、たたき落されるえげつないシーンの連続となります。ぐったりとしたMichelleを容赦なく責めつづけるチャンピオン、誠に大人気ないです(笑)。Michelleは声も出せない状態らしく、音的な迫力には欠けるのが玉に傷と言った感じでしょうか。間違い無くこのビデオのメインとなる試合であることは言うまでもありません。

Louise Lockwood vs. Kirsten Scott
前試合に引き続きチャンピオンのLouiseと、赤いリングシューズと黒の水着が魅力的なKirstenの対戦。チャンピオンはお色直し(?)なのかコスチュームを変えて登場。ここでMichelleがリングサイドに突然現れて、憮然とゴングを鳴らしますが、まだ選手紹介。デブが両選手を紹介して、ボディーチェックが終わると、再度Michelleがゴングを鳴らして試合開始。Kirstenはチャンピオンより背が高く、またどちらもポッチャリした体型なので迫力のある試合です。Kirstenは積極的にチャンピオンの首を攻撃します。お返しとばかりにチャンピオンも首に腕を回し、腕を痛め付けます。

日本語の説明文に書かれた試合は上記の3試合だけですが、実際にはもう一試合行なわれています。

Michelle Madisonvs. Kirsten Scott
チャンピオンがレフェリーを務める所から、イレギュラーの試合と思われます。体格差の大きい、正に「大人と子供」の試合です。Kirstenが「come on」といいつつジワジワとMichelleを苦しめます。Michelleの反撃もありますが、やはり基本的にMichelleがいたぶられる展開です。試合後、背中を押さえてうずくまるMichelleの姿が実に魅力的です。

オープニングやテロップが全く無い、試合映像だけの極めてシンプルな構成で好感の持てるビデオでした。
強いて言うなら、デブのレフェリーが邪魔くさい程度でしょうか(笑)。バトルにおいては在庫切れの状況が続いている様で、日本のロリコン人口の多さに改めて驚かされる次第です。(かたぎや主人)


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